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AMステレオ放送とF-777

昨日、久しぶりにFM/AMチューナーの電源を入れたところFM放送がまともに受信できなくなっていた。

放送周波数にダイヤルを合わせても入感せず、チューニングを少しずらすと途切れ途切れに音が鳴る。

パイオニア F-777。1992年発売。

スペック等はこちらのサイトに詳しいが、特にAMステレオ放送を高音質で受信できるチューナーとしては希少性が非常に高い。

もはや忘れ去られた感もあるが、AMラジオはステレオ放送なのだ。

ただし東名阪のAM局と、北海道HBC、広島RCCなど数える程度の地方局でしか実施されていない。スタジオから送信機までの伝送路や機材をすべてステレオ対応に入れ替える必要があるため、コスト負担に耐えられない地方局が導入を見送ってしまったのだ。

しかも地方局の場合、親局のみがステレオ放送で中継局はモノラルだったりすることが殆どだ。これでは普及するはずがない。なによりNHKがAMステレオ放送を導入しなかったことが普及を阻む一番の要因となった。

一時はAMステレオ放送対応のラジオ(カーオーディオ)も結構発売されていたが、全国で聞くことのできないAMステレオラジオの需要は乏しく、今ではソニーSRF-AX15、SRF-A300や、パイオニアF-D3などほんの数機種になってしまった。

といったわけで、AMステレオ放送対応チューナーは貴重なのだ。そんな貴重なチューナーは早めに修理すべきなのだ。

パイオニアのサイトでサービスセンターの場所を調べ、巣鴨駅近くのサービスセンターへ向かった。ピンサロ・ラブホ街の一角にあるとは知らず、道中の呼び込みを無視して突破するのが割とやっかい。まっ昼間から花びら回転的な店には入りません。orz

パイオニアのプラズマテレビ事業撤退のニュースともオーパーラップして、少々寂寞たる気持ちになった。



Pioneer FM/AMデジタルシンセサイザーチューナー AMステレオ搭載  F-D3

Pioneer FM/AMデジタルシンセサイザーチューナー AMステレオ搭載 F-D3

  • 出版社/メーカー: パイオニア
  • メディア: エレクトロニクス



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