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「ひとりぼっち」か、「ひとりぽっち」か

ふいに「ひとりぼっち」と「ひとりぽっち」とでは、どちらの表記が正しいのかが気になってしまった。

精選版日本国語大辞典(小学館)で、まずは「ひとりぽっち」の「ぽっち」を引いてみる。


【ぽっち】 代名詞や小さな数量を表す名詞に付いて、それだけの数量しかない意を表す。(抜粋)


「ひとり」に接尾語「ぽっち」が付いて「ひとりぽっち」という考え方はアリだよね! 説得力あるよね! でも念には念を入れ「ひとりぼっち」で引いてみると、


ひとりぼっち【独法師】 たったひとりでいること。身より、仲間、相手などのないこと。また、その人。(抜粋)


とある。ふむ、正解は「ひとりぼっち」らしい。漢字表記は「独法師」だ。これでスッキリ解決! と思いきや、こんなことも書かれていた。


〈「ひとりぼうし(独法師)」の変化した語、「ひとりぽっち」とも〉


さらに「ひとりぼうし」のそばに、見出し語「ひとりぼし」を発見。


ひとりぼし【独法師】 「ひとりぼうし(独法師)」の変化した語。(抜粋)


え~、「ひとりぼし」でもいいの~! てなわけで、


「真の正解は『独法師(ひとりぼうし)』だけれども、変化した『ひとりぼし』『ひとりぼっち』も使われているし、『ひとりぽっち』でもOK!」


という、玉虫色というか虹色というか、わざわざ気にするほどでもない結論に達しただけなのだった。

ただ、「一人ぼっち」「一人ぽっち」が当て字であることは確実。表記するときは「ひとり」を開こう!



日本国語大辞典 〔精選版〕 1

日本国語大辞典 〔精選版〕 1

  • 作者:
  • 出版社/メーカー: 小学館
  • 発売日: 2005/12/05
  • メディア: 大型本






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