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Raspberianインストールメモ

Raspberry Pi B+へのRaspberianインストール行程、についての備忘録。


1. PCでMicro SDHCのフォーマットを行う。
SD Associationが配布する「SDフォーマッター4.0」を用い、オプション設定の論理サイズ調整をONにしてMicro SDHCをフォーマットする。使用するMicro SDHCは、8GB以上、Class 10を推奨。

2. NOOBSをMicro SDHCへコピーする。
Raspberry PiサイトでNOOBS 1.3.10をダウンロード。解凍して取り出した全ファイル(含ディレクトリ)を、1でフォーマットしたMicro SDHCのルートディレクトリへコピーする。NOOBSには「NOOBS」「NOOBS LITE」の2種類があり、「NOOBS LITE」はOSインストール時にネットワーク接続が必要となる。個人的にはオフラインインストールができる「NOOBS」の使用を推奨。

3. Raspberry Piを起動する。
2で作成したMicro SDHCをRapberry PiのMicro SDスロットへ挿入し、USB端子へキーボードとマウス、HDMI端子へディスプレイ、Ether端子へLANケーブルを接続。その後、Micro USB端子にACアダプタ(5V/700mA以上)を接続して起動する。

4. Raspberianをインストールする。
OSインストーラ起動後、OSリストの「Raspbian[RECOMMENDED]」を選択。最下部のLanguageを「English (UK)」に、JISキーボードを接続している場合はKeyboardを「jp」に設定し、「Install」をクリックしてRaspberianをインストールする。
※この段階ではLanguageを日本語に設定しないほうが無難。OSインストール直後は日本語フォントや日本語表示可能なターミナルエミュレータが入っていないため、日本語表示が文字化けして読めない。

5. 再起動する。
OSインストールが完了し「 OS(es) Install Successfully」が表示されたらOKをクリック。Raspberry Piを再起動する。

6. ユーザー名=piでログインする。
Raspberrian起動後、ユーザー名=pi、パスワード=raspberryでログインする。

7. パッケージの更新を行う。
以下のコマンドを順に実行し、インストール済みパッケージ(ソフトウェア)の更新を行う。

$ sudo aptitude update

$ sudo aptitude upgrade



ここまでで、Raspberry Piの基本セットアップは完了。日本語を使用する場合は引きつづき以下の工程を実行する(ここで電源を切る場合は「15.シャットダウンする。」を参照)。



8. 日本語環境をインストールする。
コンソール、デスクトップの両方で日本語を扱うため、以下のコマンドを実行して日本語環境をインストールする。
$ sudo aptitude install task-japanese task-japanese-desktop


9. ホームディレクトリに.uimを作成する。
コンソールで日本語入力を行うため、ホームディレクトリに.uimを作成してIME ON/OFFキーを定義する。以下は、テキストエディタにviを使用する例。
$ vi ~/.uim


.uimには以下を記述する。
# Define IME
(define default-im-name 'anthy)
# Define IME ON/OFF Key(s)
(define-key generic-on-key? '("<Control> "))
(define-key generic-off-key? '("<Control> "))


10. fbtermを起動する。
日本語表示可能なターミナルエミュレータ「fbterm」を起動する。
$ fbterm


※fbterm -s 16 のようにsオプションを付加すると、フォントサイズを変更できる。

11. ロケールを変更する。
日本語を使用するために、ロケールを変更する。
$ sudo raspi-config


を実行してRaspberry Pi Software Configuration Toolを起動し、「4 Internationalisation Options」→「I1 Change Locale」を選択する。
en_US.UTF-8 UTF-8
ja_JP.EUC-JP EUC-JP
ja_JP.UTF-8 UTF-8


の3つに「*」を加え(Spaceキー押下)、Enterを押下。その後表示される「Configuring locales」でja_JP.UTF-8を選択し、Enterを押下する。

12. タイムゾーンを変更する。
日本時間を使用するために、タイムゾーンを変更する。11同様にRaspberry Pi Software Configuration Toolで、「4 Internationalisation Options」→「I2 Change Timezone」→「アジア」→「Tokyo」を選択する(Enter押下)。

13. Raspberry Pi Software Configuration Toolを抜ける。
Raspberry Pi Software Configuration Toolのトップメニューで→キーを2回押し、カーソルを<Finish>に合わせてEnter押下でコマンドライン(fbterm)へ抜ける。

14. 日本語を入力してみる。
8~13までの設定が済んだら、日本語入力が行えることを確認する。
$ uim-fep


を起動すると、画面左下に anthy[An- R ] と表示される。Ctrl+Spaceを押すと表示が anthy[Anあ R ] に変わり、ローマ字かな入力を行える(再度Ctrl+Spaceで英字入力に切り替わる)。

15. シャットダウンする。
使用後はいきなりMicro USBプラグ(電源)を抜いてはダメ。次のコマンドを実行し、シャットダウンを行ってから電源を抜くこと。
$ sudo shutdown -h now


再起動は次のコマンドで行える。
$ sudo reboot




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